▼ロルフィングのコンセプト        ▼10シリーズ

 


 

ロルフィングのコンセプト

imageロルフィング®はアメリカ生まれの施術(ボディワークと呼びます)で、手や肘などによる持続的な圧を通じてからだの組織を本来あるべき位置に整え、からだの不調や痛みを改善させていきます。   あるべき位置とは、それぞれの組織に必要最小限の力しかかかっていない状態、つまりからだに一番負担がかからない状態を保てる位置です。からだは本来そうあるように作られているのですが、長年の生活習慣や仕事などの環境条件により、そのバランスがくずれているケースは少なくありません。   ロルフィングでは、全10回で構成される「10シリーズ」によってそのバランスを整え、慢性的な不調の改善や痛みの軽減をはかり、姿勢の改善などをめざしていきます。

 


 

重力との関係

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からだのバランスを整えていく中で大事にしているポイントがあります。それは、「からだが重力に沿った状態になる」ということです。この左図は、からだの部位をブロックで表現したモデル図になっています。左と右の図、どちらがバランスが取れているように見えますか?多くの方が右の図と思われるでしょう。それには、私たちが普段意識することが少ない「重力」がからだには常にかかっていることが関係しています。私たちは地球上にいる限り、重力の影響は避けられません。左図のようにそれぞれの部位がいろいろな方向へ向いてしまっている(ねじれやゆがみ、とも表現されます)と、重力に逆らうような形になってしまいます。その状態で動き続けると、からだの関節や筋肉などに余計な負担がかかってきて、痛みや不調を発生させてしまうのです。いわゆる、慢性的な腰痛や肩こりなどは、こういったバランスのくずれが原因となってくることが多いです。

 


 

 

筋膜とからだ

筋膜のモデル

筋膜のモデル図

ロルフィングの大きな特徴は、「筋膜」という軟部組織に注目していることです。「筋膜」は筋肉や骨、神経などを覆っているラップのような組織で、からだ全体に張り巡らされています。イメージとしては右図のように全身を覆っているセーターのようなものです。   この筋膜にはある性質があります。それは、外側から力が掛かってくることによってそのかたちを変え、そしてその力がかからなくなってもそのかたちがからだに定着する、ということです。からだの組織がバランスが取れている状態に落ち着いていればいいのですが、不均衡な状態、つまりゆがんだりねじれている状態に定着してしまうとからだの不調や痛みをが引き起こされてしまいます。また、過去にケガを経験された方のからだには、例えケガ自体は治っていてもその当時生まれたねじれなどが未だに組織=筋膜に残っていることが多いです。ロルフィングでは、そういったからだに対して手や肘を使って持続的な圧を加え、筋膜のかたちを変えていくことでバランスを整えていくのです。

 


 

ロルフィング®の効果・変化

ロルフィング-のロゴ-ロルフボーイ

 

ロルフィングを経験されていただく感想には、「今まで体験したことのない感覚」「からだの変化を感じやすい」「とても気持ちが良くてうとうとしてしまう、、、」など、とても抽象的な表現が多い傾向にあります。からだのバランスが整っていくことでその人だけが感じられる特別な経験がロルフィングでは期待されるのでしょう。そしてその結果、右図のロゴのようにからだのねじれやゆがみを整えられ、重力に沿ったきれいな、すっとしたようなからだ作りが達成されていきます。それにより、下記のような効果が期待されます。

 

 ・慢性的な痛みの除去、改善
 ・姿勢の改善・慢性疲労の軽減
 ・パフォーマンス能力の向上
 ・身体感覚の向上 ・柔軟性や可動域の改善
 ・睡眠の改善

動画

ヨーロッパのロルファーが作成したロルフィングのドキュメンタリー動画です。
体験者の声やロルファーの考えを感じることができる貴重なものです。


10シリーズ

 

Ida P. Rolfロルフィング®を考えたIda. P. Rolf(アイダ・ロルフ)は、ロルフィングを効率よくしていくために
10回で構成される10シリーズ(テンシリーズ)を基本ガイドラインとして生み出しました。

1回の施術(セッションと呼びます)でからだの組織が整えられて負担が少なくなっても、
からだに潜んでいる「癖」に沿って動かすとまた負担がかかり、根本的な不調の改善ははかれません。
ロルフィングでは、1〜2週間に1度の頻度でセッションを行っていくことで
からだに一番負担の掛からない状態が当たり前になるように「癖」を書き換えていきます。
10シリーズは「心地よくからだを動かせるようになる仕組み作り」、
そんな風に考えていただけたらと思います。

 

 


 

 

10シリーズの内容

 

【表層セッション】

セッション1(赤の範囲)
session1
呼吸を快適にしていきます。日常的に欠かせない、呼吸という活動をより快適にできるように、胸、肩、横隔膜、首周りを中心にアプローチしていきます。

セッション3(黄)
session3
身体の前後のバランスを作ります。身体の側部ラインにアプローチし、​前後のバランスを整えて表層のセッションを締めていきます。

セッション2(青)
session2
足の安定性を作ります。地面に直接接している足裏や下腿にアプローチして、安定した下半身作りの第一歩としていきます。

 

【深層セッション】

セッション4(赤の範囲)

session4
足の安定性を強化します。
足の内側にアプローチすることで内転筋を解放し、足と骨盤をそれぞれ独立して動かせるようにしていきます。

セッション6(黄)
session6

身体のうしろ側をアプローチします。骨盤(仙骨)、脊柱を中心に後面からの身体のサポートを形成します。

セッション5(青)
session5
下半身の安定性を上半身へつなげます。お腹周りや上半身の内部のスペースを開いてあげることで下半身からの上半身への連動をしやすくします。

セッション7(緑)
session7
身体全体を通じての頭部の安定性を作ります。腹部、胸部、背面と下半身から作ってきた安定性を頭部まで行き届かせます。

 


【統合セッション】

セッション8(赤or青)

session8
上半身 or 下半身をまとめていきます。今までのセッションを通じてまとめてきた身体を、 上半身、 もしくは下半身全体に分けてアプローチしていきます。

セッション10(黄)
session10
全身を統合(まとめ)していきます。それぞれのセッションでアプローチしてきた関節、筋肉や筋膜などの組織が一緒に動くようにまとめあげていきます。

セッション9(赤or青)
session9
上半身 or 下半身をまとめていきます。 第8セッションで選択しなかった側の部位にアプローチしていきます。

 


 

10シリーズを受ける利点

 

主な特徴は以下の通りです。

①身体の変化が定着しやすく、効果が長続きする

本来あるべき位置にからだが在るようにアプローチしていき、そして定期的に10回のセッションをしていくことによってそれが当たり前になるようにからだに覚え込ませていきます。ですので、セッションによって起きるからだの変化が定着しやすく、かつ無意識的に効果を実感しやすくなります。

 


②からだ全身にアプローチできる

全身はつながっています。ある部分(腰、肩など)の不調は周囲にも影響を与えてしまいますし、例え不調自体が改善してもそこをかばっていたという周囲の「癖」は身体に残っているケースは多いです。そういった「癖」の一つ一つを丁寧に解きほぐすため、10回をかけて全身にアプローチし、根本的な不調の改善をめざしていきます。

 

③からだの感覚が鋭くなる

自分のからだに対する意識が変わり、感覚が鋭くなったり気づいたりする傾向が強くなってきます。ですので日々、自分のからだに対して気づく事が多くなり、怪我の予防やからだの管理が自分でしやすくなります。

 

④からだに無理がかからない

第1セッションでは普段無意識にしている呼吸をよりラクにできるように、第2セッションでは歩行がしやすくなるように足の安定性を作る、などそれぞれテーマが決められています。そして、第1〜3まではからだの表層を、第4〜7まででからだの深いところを、第8〜10で全身をまとめていく、などといったようにセッションの順番や内容に全て目的があります。ですので、からだに無理がかかることなくプロセスを進めていけます。