ロルフィングのコンセプト

ロルフィング®はアメリカ生まれの施術(ボディワークと呼びます)で、手や肘などによる持続的な圧を通じてからだの組織を本来あるべき位置に整え、からだの不調や痛みを改善させていきます。 あるべき位置とは、それぞれの組織に必要最小限の力しかかかっていない状態、つまりからだに一番負担がかからない状態を保てる位置です。からだは本来そうあるように作られているのですが、長年の生活習慣や仕事などの環境条件により、そのバランスがくずれているケースは少なくありません。 ロルフィングでは、全10回で構成される「10シリーズ」によってそのバランスを整え、慢性的な不調の改善や痛みの軽減をはかり、姿勢の改善などをめざしていきます。

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10シリーズ

ロルフィング®を考えたIda. P. Rolf(アイダ・ロルフ)は、ロルフィングを効率よくしていくために10回で構成される10シリーズ(テンシリーズ)を基本ガイドラインとして生み出しました。1回の施術(セッションと呼びます)でからだの組織が整えられて負担が少なくなっても、からだに潜んでいる「癖」に沿って動かすとまた負担がかかり、根本的な不調の改善ははかれません。ロルフィングでは、1〜2週間に1度の頻度でセッションを行っていくことでからだに一番負担の掛からない状態が当たり前になるように「癖」を書き換えていきます。

10シリーズは「心地よくからだを動かせるようになる仕組み作り」、そんな風に考えていただけたらと思います。

10シリーズの内容

<表層セッション>

セッション1

ラクな呼吸が手に入ります。肋骨周りと肩甲帯(肩周り)が解放されることで、力みのない自然な呼吸が生まれます。骨盤帯(お尻周り)もアプローチされるので、呼吸が下半身にも届くようになっていきます。

セッション2

足が安定していきます。足首や足指、下腿などの動きが調整されていくことで左右の足や足の内側/外側のバランスが整えられていきます。安定した下半身作りの第一歩です。

セッション3

からだの前と後を把握していきます。肩甲帯、胴体が側部からアプローチされることで、からだの前後関係を理解していきます。表層のセッションのまとめとなり、深層、コアセッションの準備にもなっていきます。

<深層セッション>

セッション4

内転筋が解放されます。下腿、大腿の内側に働きかけられることで、膝が股関節の付け根から、内ももが骨盤から自由になっていきます。「コア」と呼ばれる腹部内、脊柱前部のスペースが広がっていく準備となります。

セッション5

コアのスペースが広がっていきます。コア、脊柱前部にある腸腰筋が解放されることで腰椎が伸びていき、上と下に拡大されていくようなコア空間が生まれていきます。

セッション6

骨盤がまっすぐになっていきます。脚や骨盤周りが背面からアプローチされることで、骨盤の中心部にある仙骨が下方に伸びていき地面とつながっていきます。

セッション7

首、頭部が解放されます。今までのセッションで細分化されてきた下半身、上半身の上に頭部が乗り、そして頭頂が自然と上方へ伸びていくようになります。

<統合セッション>

セッション8&9

上半身、または下半身がまとめられていきます。一つ一つのセッションで動きやすくなってきたからだの各部分が重力の下でより働きやすくなるように統合され(まとめ)ていきます。

セッション10

全体が統合されていきます。上半身、下半身のそれぞれがつながっていくことでからだ全身が「Whole Unit」(一つのもの)になっていきます。

10シリーズを受ける利点

①身体の変化が定着しやすく、効果が長続きする

本来あるべき位置にからだが在るようにアプローチしていき、そして定期的に10回のセッションをしていくことによってそれが当たり前になるようにからだに覚え込ませていきます。ですので、セッションによって起きるからだの変化が定着しやすく、かつ無意識的に効果を実感しやすくなります。

②からだ全身にアプローチできる

全身はつながっています。ある部分(腰、肩など)の不調は周囲にも影響を与えてしまいますし、例え不調自体が改善してもそこをかばっていたという周囲の「癖」は身体に残っているケースは多いです。そういった「癖」の一つ一つを丁寧に解きほぐすため、10回をかけて全身にアプローチし、根本的な不調の改善をめざしていきます。

③からだの感覚が鋭くなる

自分のからだに対する意識が変わり、感覚が鋭くなったり気づいたりする傾向が強くなってきます。ですので日々、自分のからだに対して気づく事が多くなり、怪我の予防やからだの管理が自分でしやすくなります。

④からだに無理がかからない

第1セッションでは普段無意識にしている呼吸をよりラクにできるように、第2セッションでは歩行がしやすくなるように足の安定性を作る、などそれぞれテーマが決められています。そして、第1〜3まではからだの表層を、第4〜7まででからだの深いところを、第8〜10で全身をまとめていく、などといったようにセッションの順番や内容に全て目的があります。ですので、からだに無理がかかることなくプロセスを進めていけます。