Rolfing Unit1始まる、だけど…………

前回書いたVISAの件なんですが、
一応は落ち着きを見せて何とか来年以降もアメリカに継続して
滞在できそうな可能性がかなり見えてきました。
ただ、この事はまた次回以降に書こうと思います。
さて、本日から待ちに待った、「Rolfing Unit 1」が始まりました。
Denverに来て3ヶ月間英語を勉強しながらアメリカ生活とUnit1に備え、
3週間前にBoulderに来てようやく、といったところです。
初日は、楽しかった!!といった所もあったんですが、
今日は自分にとって考えさせられる体験があったので
ここに記しておこうと思います。
今日は8時半に学校にRolf Institute(学校)に集合。
最初位は早く行っとこうかな、と思っていましたが
いろいろあってギリギリの到着に。
そしたら、僕を含めて14名の生徒、2名の先生、
SuzanneとMegという今回メインで指導してくれるRolferが
温かく見守っていてくれて、ゆっくりとIntroductionが始まりました。
椅子を使って円になり、まずはそれぞれが自己紹介をし始めます。
SuzanneはUnit1の前に2回ほど既にsessionをしてもらっていて、
お母さんみたいな雰囲気を醸し出してくれる女性。
既に会っていたので、僕もリラックスして初日を迎えることが出来ました。
Megは2年前にRolferになったばかりの新米だとか。
でも、Suzanneと同じようにあったかい雰囲気を持っている女性で、
一緒にいたらいろいろ話したくなってしまう感じになっていました。
何だかゆったり、そして自分のペースでやっていけそうだな。
僕のクラスメイトは14名。
日本、ポーランド、イタリア、イギリス、オーストラリア、
といった海外組から、ニューヨーク、ミシガン、ハワイ、コロラド、
などといったかなりいろんなところから集まった構成になりました。
僕はかなり英語を心配していましたが、
皆の英語は結構すんなり入ってくる人が多く、
僕の会話も理解してくれているみたいなので一安心。
ただ、今日は英語がどうこういう問題ではなく、
Rolfingの奥深さ、怖さを感じた経験をしました。
それは、Skillful Touchの練習中に起きました。
午前中はお互いの自己紹介、午後は授業の軽いIntroduction、
どんな科目をどんな先生が担当するのか、どういった経緯でRolferになれるのか、
何が授業で必要なのかといった説明をしてくれたんですが、
その後に「Skillful Touch」という、Rolfingの基礎となる
手技の練習のクラスがありました。
ただ、今日は初日ということもあり、
軽くTouchの練習をしようか、って感じになりました。
僕たちに与えられたのは、一人10分間で、
仰向けに寝ているクライアント役のパートナーの
頭の下に両手をただ置き、というか敷き、お互いにいろいろ感じてみよう、
というものでした。
マッサージ役の人は、その人のペースでクライアントの頭部を
左右に開戦させてゆっくり動かしたり、はたまたただ置いてあるだけでもいいです。
マッサージという訳ではなく、何を感じるか、というのが
メインテーマだったので、静寂の中でそれぞれペアで
集中しながら身体と対話を進めていきました。
僕は最初はクライアント役。
相手役はCarolという、マーシャルアーツを実践•指導している、
そして日本にも何回も行ったことがある人。
とても、やさしい雰囲気を出している柔らかい方なんですが、
彼女の両手に頭部を預けて2、3分後、
僕の身体に変化が起き始めます。
ただ手を置いているだけなのに、
身体がシェイクし始めました。
早い振り幅で、しかも小刻みに動き出しました。
ただ、これは普段他のRolferからsessionしてもらうときも起きる事だし、
大友さんからSkillful Touchを受けるときもよくあることで、
僕にとっては不思議な感覚を楽しめる位のことに過ぎません。
でも、今回はちょっと今までとは一味違いました。
いつものように、余裕でその動き、揺らぎを楽しめると思ったら、
急にお腹が締め付けられるような痛みがきました。
お腹の中心に何か磁石があって、四肢がそこに引っ張られていくイメージ。
それがしばらく続いたら、今度はその磁石が増えて
手足にもそれぞれ4つ増設されました。
呼吸をする度に、その磁石同士が引き合ったり、離れ合ったり。
僕の身体の内部で勝手に何かが動き回っていました。
そのうち、その磁石の重さが徐々に重くなっていき、
呼吸をするのもまま成らない状態に。
静寂な中で皆が集中している中、
僕のうめき声と呼吸音が教室内に流れていました。
その頃には既に僕の目からはいくつも涙がこぼれ落ちています。
そしてCarolはただ両手を置いているだけ。
僕の身体が勝手に反応してしまったんです。
その異変に気づいたSuzanneが助けにきてくれました。
彼女は以前からsessionを受けていることもあって、
僕の身体の特徴を知ってくれています。
だから、安心して身体を任せていたんですが、
それでも一向に身体の状態は回復しない。
呼吸は絶えず、フー、フゥー、フゥゥゥー、と
だんだん荒くなり、しまいには全身金縛りのような状態に。
どこも動かせず、声も出せず、呼吸もうまく出来ず。
全身に40~50㌔くらいの重しがずっと乗っているような感覚。
とにかくこの状態から何とか脱却したい僕の身体は、
その重しが逃げていく、なくなる方向に身体を動かそうとします。
それをSuzanneがうまくガイドしてくれて、
ようやく身体が少しずつ動き始められるようになってきました。
ただ、自分の意思ではありません。
身体が、楽な方に、嫌な方から逃げるように動いていくだけ。
でも、依然として磁石、重しはのったまま。
ただただ苦しかった。
早くこの負の感じから解放されたかった。
本来なら10分でクライアント役を交代するどころか、
身体が自分の意志では動かない僕には到底無理な話。
時にはうめきながら、呼吸が荒くなりながら、
ちょっとよくなったらまた悪くなって、の繰り返しをしながら、
SuzanneとCarolの二人に見守られるまま時間が過ぎていきました。
ただそれもかなり時間が過ぎたあと、
ようやく、その重しが少しずつ解放され始め、
磁石の引力が弱くなっていき、
何とか自分の意志で身体を動かせるように。
呼吸も落ち着いて、そして起き上がる事ができるまでに回復しました。
その頃には会話も少しずつ出来始め、
自分の身体がどういう状態なのか、
どんな心理状態だったのか、
たどたどしく説明をしていきました。
その回復までにかかった時間、聞いてみたら80分。
このSkillful Touchは今日最後の授業ということもあり、
10分×2で終わっている皆は、終わった後も僕のことを少し待っていてくれたみたいですが、
Suzanneの指示で先に解散していたことも後で知りました。
それくらい、苦しんで苦しんでもがいた、そして本当に怖かった80分でした。
Suzanneがいなかったら帰ってこれなかったかもしれない。
本当に回復したときにはそう思いました。
Suzanne、本当にありがとう。
今までのsessionでは身体が動く事はありましたが、
こんなに負のオーラが支配していたことは初めて。
呼吸も、話す事も、勝手に泣いてしまう事も、
身体が嫌な方向から逃げるために横向きになったり、
上向きになったり、腕で顏を隠したり。
退避行動ばっかりしているsessionは経験ありません。
家に帰った後も、日本人のクラスメイトの方に
いろいろ話をさせてもらって自分の気を落ち着かせ、
何とか今は元の状態に戻っています。
未だにちょっとお腹に磁石の残り香、違和感が残っていますが。
ペアになったCarolからは、終わった後に、
「やっとこっちに帰ってきてくれたわね。。。。。。。」
と、ぎゅーーーーっとハグをしてきてくれました。
Carolもとっても心配してくれていたんだと思います。
本当にCarolには心配かけてしまったなぁ、、、、、って思います。
何でこんな反応を身体が起こしたんだかわかりませんが、
おそらく、これがRolfingなんだと思います。
究極の自分との対話。
そして、そこから何が得られるか。
他人を理解するためにまずは徹底的に自分を理解するという
プロセスを自然とさせられているように思います。
自分のトラウマや過去の記憶が身体に全部書き表されているといっても
過言じゃないほど、僕らの身体は僕の心が思う以上にいろんなことを知っています。
その一つを今日は自分の身を持って体験したんだな、って思いました。
明日からもまたSkillful Touchの授業がありますが、
正直今はまだ怖いです。
また同じ事が起きるんじゃないか、って。
苦しい思いをまたしなきゃいけないのかって。
本当に怖い。
でも、それを乗りこえなくては自分は前には進めない気もします。
それが明日になるか、いつになるかはまだ全然わかりませんが、
一個ずつ、一個ずつやっていくしかないんでしょうね。
明日はどんな一日になるんだろうか。
こうやって自分の気持ちを整理できる心理状態にあることを信じて、
また明日からも何とかやっていこうと思います。

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