Less is more 少ない方が実りがある

「ロルフィングのことを人に伝えようとしてもうまく伝わらないんです。」

そんなことを言ってくださるクライアントさんがいます。

うまく言わなくてもいいし、変に着飾って伝えても周りの装飾のところだけ

伝わってしまい、結局は自分も相手も何が言いたいのかわからなくなってしまうでしょう。

そうして伝えてくださる気持ち自体はとても嬉しいことですので、

そのまま感じたことをきちんとお話ししてくださいね、とお願いしています。

 

物事を複雑にするのは人の頭であって、事実はただ一つでしかない、と最近よく感じます。

痛みが取れた、カラダがすっきりした、何だかラクになった。

それだけで、コミュニケーションとしては十分成り立っている気がするんです。

ロルフィングは筋膜を介して、重力をうまく活用し、10シリーズという10回のプログラムをベースに

からだを整えていく。これで大事なところは結構伝わっている気がします。

あとは、その中に相手との共通項がどれだけ眠っていて相手の感情を刺激するか、

ということがコミュニケーションの中で求められている気がしてなりません。

 

僕も口数が多くなりがちで、ブログも文章がダラダラ長くなったり

話している説明も回りくどく長くなる傾向がありますが、

ロルフィングを通じてからだを見ていると、物事に対してどれだけシンプルになれるか、

という枠組みを見せられている気がします。

”Less is more”

という言葉があるように、少ない方が実りがある、というのは事実のようだと最近痛感します。

言葉数が少ない中でもそこに中身がちゃんと詰まっていて、

きちんと実になるように栄養が含まれているのなら、気持ち少なめでいいのでしょう。

セッションでのアプローチも多ければいいわけではなく、

実(じつ)が詰まっている触り方、ワークがからだを開かせてくれる気がします。

 

ロルフィングでは、10シリーズの間、セッションの間に

カラダの変化が大きく起きてくることがあります。

セッションの中でワークが完了するのではなく、日々の生活の中でからだが自然に整い、

そして快適なからだに導かれていくのです。

正確には、クライアントさん自身のからだが自分を導き、

その方向付けや最初のエンジン点火をロルファーがセッションの中でしているのでしょう。

そんな導火線の役割を常に果たし、毎回セッションが終わった後に

健康そうになって帰ってもらえるようなクライアントさんを毎回送り出せるよう、

日々取り組んでいきたいと最近改めて感じます。

 

まだまだ乗り越えなければならない山は多いですが、

どんな色の、高さ、幅の山を越えていこうか見えてきた気がしました。

クライアントさんにそんなことを最近教えてもらっている気がします。

 

0 返信

返信を残す

ディスカッションに参加しますか?
どうぞご参加ください!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>