胎生学のワークショップへ

先週、胎生学のセミナーに参加して来ました。

最近は海外出張で通訳をさせていただく機会が増えてきましたが

内容がオステオパシー関係ということもあり、

からだの詳しい解剖や胎生学、つまりからだの成長などを

改めて詳細に勉強していく必要を感じていました。

その中で今回ヨーロッパからロルファーのカーニー先生が来日し、

胎生学者のブレッヒシュミッド先生のアイディアを活用しながら

からだの成り立ちについて教えていただきました。

 

胎生学というのは、ざっくりいうと受精卵がどのように発達して成長し、

人が形成されるかということを紐解いた学問です。

この考え方を知っていると何がいいかというと、

実際のセッションの中で解決されてない問題を別の視点で切り開くことができ、

より多くのオプションを持った考え方を持てるということです。

 

例えば、カーニー先生は人間のからだは張力と圧縮の関係で成り立っている、と話していました。

みなさんも生物の時間で習ったときに見たことがあるかと思いますが、

受精卵が分裂してどんどん小さくなっていきますよね。

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その過程を経てそれぞれの細胞は筋肉になったり神経になったりしていくのですが、

細胞同士はお互いにつながって関係していて外側からの情報が絶えず伝達し合っています。

そのときに、外側から張力、つまり引っ張られるという情報を受け取ると、

その細胞は壊れないように引っ張られる力に対抗し、縮むという力を生み出します。

それが筋肉となり、私たちは縮むという能力を獲得し、

からだを動かすことができるようになりました。

 

その論理を実際のセッションに応用することもできます。

ロルフィングでは姿勢を見てからだを評価をしていくのですが、

そのときにも張力と圧縮の関係を見ていきます。

張力はテンション、圧縮(圧力)はプレッシャーとも言い換えることができますよね。

よく、テンションが上がった〜!とか、プレッシャーがかかる、、、、

という言葉を使うくらい私たちの世界には馴染みのある概念なのですが、

これがからだのことになると急に実態が見えなくなります。

テンションは引っ張る力、プレッシャーは縮む力です。

引っ張られる力が働いたら縮むことでバランスをとっているわけです。

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こちらを見ていただいて分かる通り、右に体が傾いているケースにおいては

左半身が上下に引っ張られる力が掛かっていて、右半身が圧縮されているのが見えますね。

おそらくこの引っ張りの力がもっと強いと左胸が反るようになり、左腰が潰されるようになってしまうでしょう。

姿勢を見て左右非対称性を考えることはもちろん大事ですが、どこにテンションがかかっていて

その反応としてどこに圧縮がかかって潰されているか、ということを見ていく観点も大事になってきます。

実際のケースでは、圧縮されている右半身がうまく伸びるように圧(テンション)をかけて広げてあげるか、

もしくはテンションがかかっている左半身のトーンを落としてあげたりします。

個人差によってアプローチを変えますが、そういった張力と圧縮の観点でからだを見ていくと

今まで解決しなかった問題の糸口が急に見えてきたりもします。

 

そうしたからだの内部構造を紐解いていきながら講義を進めてくれたおかげで、

自分のセッションの感覚がまた変わってきました。

特に今回は内臓や神経へのアプローチもやっていったことで、

より生理学的な部分の認識も始まったからでしょうか。

筋膜リリースのように硬い部分に対してただ圧を加えるのではなく、

この圧縮されている部位はテンションがかかった上での代償なんだな、

からだの自然な生理学的な反応なんだな、と思って触ってあげると

自然とからだも反応しやすくなるんですね。

からだに対して圧やストレッチといったメカニカルなストレスをただかけるのではなく、

生理学的な反応の影響でこういった結果があるのだとこちらが認識してアプローチしていくと、

明らかにからだの反応が変わることに気づけるようになりました。

 

そういった反応を自然と引き出していくことをイメージして

先週の東京出張でクライアントさんにセッションさせてもらいましたが、

いつも以上にからだが自然とほぐれていったり楽になっていったり、

ほんわかした表情でセッションを終えることが多かったのが印象的でした。

 

そして今回はクラスで同業者の方々とペアを組んで練習をしていったので、

自分のからだの感覚が改めて上がったり上手な方のやり方を

からだで学べたりしたことが大きな収穫だったと思います。

やってもらったようなことを自分がクライアントさんにやってみて、

それがうまくいった時の嬉しさといったらないですね。

そしてより正確にからだのことがわかるようになればなるほど

セッションの効果や反応も出ることも改めて感じました。

自信を深めた部分と課題である部分も明確になったので、

いい部分は伸ばしていきながら、苦手な部分は真摯に取り組んで改善に努めたいと思います。

 

以下の写真は主催していただいたクロニックスチューデンツ様から拝借しました。

ボディワーク系のセミナーを関西エリア中心で行なっていますので、

ご興味ある方は是非HP(クロニック・スチューデンツ)を覗いてみてくださいね〜。

今回ご一緒していただいたみなさま、ありがとうございました。

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