同じことを繰り返す

先週、今週と今年の女神山のワークショップで一緒になった二人に

それぞれセッションをする機会がありました。

あれから半年以上が経っているので、いろんな近況報告をしながら

ロルフィングをしていたのですが、セッションが終わった瞬間に

二人ともたまたま同じことを発していたのが印象的でした。

 

「あぁ〜〜〜、やっぱりロルフィング、いい(です)ね。」

 

その短い言葉の中にそれぞれ二人の思いが込められているのがとても伝わってきました。

お二人ともそれぞれたくさん勉強をされていて、柔軟な視野や価値観を持っており

一緒にいるととても心地よい人たちなのですが、そんな方々にこのように

感じてもらえたのはとても嬉しいことです。

 

手前味噌ですが、自分は先のエドモーピンのワークショップ以来、いろんなクライアントさんに

ロルフィングをさせてもらって当時できなかったことができるようになり、

日々自分の成長や進歩を感じています。

もちろん、まだまだ課題は山積してますしやらなければならないことは

たくさんあるのですが、こうして同じときを共有したお二人から

そういった一言が自然と溢れたのは自分にとって、とても自信になりました。

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『A DYNAMIC RELATION TO GRAVITY  Ed Maupin』

 

ロルフィングだからそのように思わせてくれた面があるのは前提として、

自分が最近心がけている、「同じことを繰り返す」といったことが

お二人のセッションの快適さをもたらしてくれているのかな、とも思います。

これがぼくは結構苦手で、同じことを続けているとどうも飽きてしまうのです。

ですが、それは結局「させられている」という何かがどこかにあるから

結局やめてしまう方向に舵をきってしまうわけで、好きなことは延々続けられます。

こどもの頃も、日が暮れて遅くなってもひたすらボールを蹴っていましたし、

好きな本は夢中で時間を忘れて読み続けていました。

そうして、自然と続けていって自分の特技になったり強みになったりするのだと思います。

そういう意味でも、ロルフィングは自分の好きなものの一つに今はなっています。

 

そういえば、女神山でエドも、

「おれは40年以上このロルフィングしかやってこなかったからなぁ。

クレニオや他のムーブメントなんかもいろいろあるけど、結局これだけをずっと続けてきた。」

そんなことをさらっと言われ、そしてぼくに微笑んでくれていました。

 

そんな好きなことを仕事にできるほど世の中甘くないよ、という声が聞こえてきそうですが、

ぼく自身、ひたすらロルフィングをしていたら何か他のものや新しいメソッドに

浮気したくなる気持ちもないといったら嘘になります。

でも、そこで今一度自分がしていること、ぼくがしているロルフィングを通して

クライアントさんに何が伝えられているか、ということを再確認してみると、

まだまだ足りないことがあるなぁ、と感じます。

頭打ちになったなぁ、とまではいっていない気がしています。

毎回何かしら課題や改善点を感じているんです。

その点を確実に把握して改善させていくためには、

やっぱり同じことを続けていかないと見えてこないポイントがある気がするのです。

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武道家、思想家の内田樹さんの著書、「修行論」にこんな文章があります。

 

『修行というのは「いいから黙って言われた通りのことをしなさい」

というものですけれど、いまどきの若い人たちには、

そんなことを頭ごなしに言ってもまず伝わりません。

どんなことについても、

「その実用性と価値についてあらかじめ一覧的に開示すること」

を要求しなければならないと、子どもの頃から教わっているからです』

 

『現に、家庭でも学校でも、あらゆる機会において、子どもたちは何かするときに

「これをするとこれこれこういう『善いこと』がある」という説明を受けて利益誘導されています』

 

『師匠は「いいから黙ってこれをやれ」と言うだけです。

同じことを延々と繰り返しやらせることもあるし、

そうかと思うと、まだ出来ていないはずなのに、

「じゃあ次はこれ」と新しい課題を与えることもある。

処罰も報奨もなし。批判も査定も格付けもなし。それが修行です』

 

『でも、修行はそういうもの(トレーニング)ではありません。

走っているうちに「自分だけの特別なトラック」が目の前に現れてくる。

新しいトラックにコースを切り替えて走り続ける。

さらにあるレベルに達すると、また別のトラックが現れてくる。

また切り替える。

 

そのつどトラックは、それぞれ長さも感触も違う。

そもそも「どこに向かう」かが違う。

はっと気がつくと、誰もいない場所を一人で走っている。

もう同一のトラックを並走している

競争の相手はどこにもいない。

修行はそういうものです。』

 

自営業でやっている身として、

自分にはいつも見守ってくれて指導してくれる上司や師匠はいません。

自分で気付き、築き上げていくしかないのです。

そのためにいまの自分に必要なものは、「いいから黙ってやれ。」なのだと思います。

同じことをひたすら繰り返すことで見えてくる何かに出会えればいいなぁ、

と思いながらロルフィングをしていこうと思います。

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