ロルフィングセッションの実況中継【体験談】

先日から10シリーズを受け始めているクライアントさん。
セッションの中で感じたことや起きたことなどをこと細かく
書いてくれていて、ここでシェアさせて頂きます。
ドキュメント形式にセッションの順序も詳しく書いて頂きました。
ありがとうございました。
ロルフィングって何なんだろう?という方も
まだまだ多いかと思いますので、
クライアントさんの生の意見をぜひご覧になってみて下さい。
今回は10シリーズの第一セッション。
「呼吸」に着目しながら、からだ全体のバランスを少しずつ整えていきます。

【ロルフィング(呼吸編)】
◆まずベッドに仰向けの状態になり首から頭を両手に乗せられた。しばらくして手を離れると顔が右を向いてしまうようになった。(力みがないと常に右へ流れてしまった)次に胸骨を下から上に圧をかけながら押してもらった。圧が通りすぎた部分は息を吸うと少し膨らむ感覚が出てきた。胸骨の上まで圧をかけると次に右の小胸筋の付け根に圧をかけてきた。時折手の平で地面を押すよう指示される。(このような指示はその後も何度か出てくるのだが、緊張→弛緩の度に指が深く入ってきた。)次にその近くの箇所(確か今のポイントより少し外側)を同様に圧迫された。この時点で感覚を聞かれた。
・小さな力で深く呼吸が出来ること
・呼吸のリズムと胸郭の膨張と収縮の運動が連動してきた
・右の方がその変化量は大きい
・左側は右側の運動に遅れてついてくる感覚
・触った感じは小胸筋だけでなく大胸筋(胸骨から乳首の辺り)まで柔らかくなっていた
◆次に二頭筋の真ん中くらいを押される。ここではひじを外に逃がすように指示された。(力のかけ具合はあくまでゆっくりで筋肉の山から溝へ落ちることはなかった)
◆次は前腕に移る。上部と下部(どちらも上過ぎず下過ぎずな箇所)を圧する。このときの指示は上部ではひじを外に、下部では五指を指の延長線上に伸ばす感じ。また手首を支点にバイバイする動きを指示される。
◆次は手。(これは結構あいまい)親指の付け根、大菱形骨か舟上骨の辺りを押される。小指側の部分を押しながら手を内側へ曲げられるよう指示。このときひじの付け根と波線のラインに運動を感じた。右手首や右の人差し指、中指の不調を訴えるともう一度手の平の施術を行なった。三指と回指の間を圧されると今日いちばんの効いてる感じがした。その後二指と三指の間、三・四指の間、四・五の間をそれぞれ圧する。それぞれの圧迫時は番号の若い側の指を内側へ曲げるよう指示あり。ここで右側がおしまい。
◆左側に移る。先生曰く左は右より全然柔らかいらしい。その分沈み込みが大きく腱まで届いていたのでちょっと痛気持ちいい感じを得た。
バランスをとるためか左側は軽めにやり終了。手の平に関しては親指の付け根がフリーになっていたので圧迫なし。どうやらそこが動けばその他の指の動きもついてくるらしい。
◆ここから横向き。大転子の上下辺り2カ所を圧迫。左から行なったがこちらは順調に圧に従いより楽な方へ骨盤の位置へ動いていった。マットと右側面の密着感は増していった。大転子周辺の筋肉がゆるんでいく。反対側も同じように圧迫されるのだが体が良いポジションを見つけられない。顔を少し引いてみると良くなっていった。
◆仰向けになり感想を聞かれる。脱力していたので(からか?)顔と足首が右へ流れてしまうこと伝える。
◆首の施術に入る。(あいまい)首を押さえながら顔は左へ導かれる。頚椎の右側の筋肉がストレッチされ骨が力の方向へ一つ一つずつ引っ張られる感覚。足も何かやった。その後、右半身は上下へ引っ張られる感覚を得る(この時、顔・足首は右へ流れなかった)
◆ハムストに移る。(これと仙骨の順番もあいまい)右ひざを抱えた状態で前腕を使って圧された。このとき膝を内側に少し入れるよう指示される。圧されるときは股関節のつけ根に違和感を感じたが徐々にその感覚も和らいでいった。(大腿骨と骨盤の位置が整っていく感じ)左も同様に行なうが右で得た感覚は得づらかった。先生曰く左はカタいらしい(右はゆるんでいるが)自分では左は正常だと思っていたが実はそうでもないらしい。
◆最後に体育座り(足裏と座骨で地面を感じて座る)をして首から仙骨にかけて圧をかけられた(縮んだ布をピッチリと伸ばしていく感じで)
◆両膝を立て、仙骨を上げた状態で手の平の上に下ろすよう指示。左へ流れそうになったので膝を内側に近づける意識を指示される→安定した。
◆施術台から下りると骨盤が立つ感じ(寛骨の腰部分の出っ張りと腿ってこんなに伸ばされたんだ!という感覚)歩くと地面についている足に十分な重みが感じられた。また足が大腿骨のつけ根から振り出される感覚もあった。
◆家に帰るまでまた右の股関節はパコパコしてくる。肩掛けのバッグの重みがとてもイヤだった。一番イヤだったのはくつ。重みを感じてふくらんでいる足が窮屈なくつによって殺されている感じ。右足首も痛くなってきた。
◆その後。圧倒的に呼吸が深い。イライラからの食欲へ走ることがない(施術翌日)仙骨から腰にかけての背骨がまっすぐ。次の日の昼頃には立ったときの気持ちよさが薄くなってきた。でも立つのはラク。

いろんなものを感じてもらいながら、
からだへの実感を楽しんで頂いた様子でした。
少しずつ変化を繰り返していく中で、
どのように感じていけるプロセスが
これからあるのかぼくも楽しみです。
またこうして感想を頂けたらアップしていきたいと思います。

ロルフィングの創始者

急に最近は寒くなりました。
台風が来ていた影響はもちろんあるでしょうが、
こうも天候がころころ変わると体調管理も大変です。
みなさまも気をつけてくださいね。
さて、最近はロルフィングの創始者の
アイダ・ロルフのことを改めて調べています。
セミナーで使うものとしていろんな資料を読んでいるのですが、
これがまた結構面白いです。
自分としては結構知っているつもりだったけれども
実は知らなかったことがあったり、
またボルダーにいた当時に現地のロルファーに
教えてもらったアイダの裏話や逸話などをいろいろ思い出したりと、
なんだか感じることがたくさん出てきます。
元々は生化学者という研究者という立場から
人に施術をする実践者の立ち位置に変わっていったアイダ。
人のからだを追求する中でいろんな考え方(ホメオパシー、
カイロプラクティック、オステオパシー、ヨガ、アレクサンダー)
といった代替医療にふれ、自分なりの施術を積み重ねていった過程は
本当に素敵で尊敬に値しますし、何よりもその考えが今も日本中や
世界中に広がっていること素晴らしいことだと思います。
日本全国には、認定ロルファーは約110名いて、
世界では約2000名います。
アイダは当時、アメリカの全ての州に一人はロルファーが
いてくれるようにと願っていたみたいですが、
日本でも全ての県にロルファーがいるようになると良いなぁ、
と個人的には思いますね。
ロルフィングの認定を受けるには決められたカリキュラムを
修了しなければならず、そしてその内容は基本的には口伝なので
認定者が爆発的に増えることはありません。
インターネットで学べたり、教科書を読んでいればOK、
というワケではないのです。
むしろ、アイダが教えていた当時は弟子に取る人、つまり
ロルフィングを学ぶためにはアイダによる面接があったとも聞いています。
かつそれは一目見て、YES/NOを判断されるものだったようです。
それが人間性なのか、眼の輝きなのか、態度なのか真相は分かりませんが、
技術やテクニックではない「何か」をアイダは見ていたのでしょう。
アイダの深い考えを見つめていく日々は
まだまだ終わることがなさそうです。
来週末に行なわれるセミナーでは、
その中でぼくが感じたことも少しずつ
話していけたらいいな、と思っています

$東京・恵比寿のロルフィング® リリーフスペース
【ロルフィング®DAY~日本ロルフィング協会主催イベント~】
10月26日(土)11:00~19:00@代々木八幡(東京)
$東京・恵比寿のロルフィング® リリーフスペース
詳細・申込はこちらから
http://rolfing.or.jp/index.shtml
Facebookページでも詳細を更新しています
https://www.facebook.com/rolfingworkshop

トムマイヤーズとアナトミートレイン

先週末はアナトミートレインという本の著者でも有名な
トム・マイヤーズのワークショップにアシスタントロルファーとして
3日間参加させてもらいました。
アナトミートレインという本は、
からだ全体が「筋膜」という組織を通じて
全身が連鎖のようにつながっている
ということをまとめた本です。
僕たちロルファーはその筋膜に着目して
普段セッションを行なっています。
今回は、筋膜というものはそもそも何なのか?というところから
からだにどうアプローチしていけばいいのか?というところまで
「筋膜のフィットネス」と「構造の支点」という二つのテーマで
トムが話をしてくれました。
東京・恵比寿のロルフィング® リリーフスペース
筋膜の生理学的な反応や性質、そして遺伝的な要素といった
理論的なところから、実際の実技のハンズオンで見せる
実践的なアイディアやテクニックを惜しみなく、愛情を込めて
みなさんに教えてくれていたトム。
ロルフィングの創始者であるアイダ・ロルフから
直接指導を受けており、40年以上の施術歴を持っています。
その経験の中で感じたことを全て伝えてくれようとする
トムの熱意にはとても感銘を受けました。
そして、ここまで噛み砕いてからだのことを伝えてくれるには
様々な準備や学習、経験が必要だっただろうに
それを少しも見せず、むしろ楽しみ、そして踊っているように
皆の前でプレゼンしているトムを見ていると、
「あぁ、この人は本当に好きでこの仕事をしているんだなぁ」
そんなことを自然と感じさせてくれる空間があそこにはありました。
東京・恵比寿のロルフィング® リリーフスペース
ぼくがアメリカにいたときから感じていた、
ロルフィングのクラスやセミナーなどで共通する素晴らしい点は
施術者としての心構えや施術をするにあたって
その人が持っている原則・哲学を伝えてくれること。
ただ単にテクニックや筋膜の知識を学ぶのではなく、
それを如何にクライアントや自分のお客さんに
応用していけるのかを理解していくためには、
施術者や指導者がどういった心持ちで関わることができるか、
そこに対しての深い理解がとても大事なんだと思います。
今回、トムはアイダ・ロルフの昔話をたくさんしてくれました。
そのストーリーはとても人間味があって面白さもあり、
ロルファーや施術者としての心持ちを新たに考えさせてくれる、
そんな瞬間がこの3日間では多くありました。
ただのワークショップで知識や技術を学んだだけではない、
この心の底からこみ上げてくる不思議な嬉しい感情は
そういった人に囲まれていたことから得られるのしょう。
そういった部分を参加者の皆さん、そしてサポートに来ていた
スタッフやロルファーさんたちもきっと理解していたでしょうし、
それを作り上げた場の雰囲気に感謝したい気持ちでいっぱいです。
3日間、貴重な時間をありがとうございました。
また来年以降もぜひ同じ場にいさせてもらいたいです。
$東京・恵比寿のロルフィング® リリーフスペース
【ロルフィング®DAY~日本ロルフィング協会主催イベント~】
10月26日(土)11:00~19:00@代々木八幡(東京)
$東京・恵比寿のロルフィング® リリーフスペース
詳細・申込はこちらから
http://rolfing.or.jp/index.shtml
Facebookページでも詳細を更新しています
https://www.facebook.com/rolfingworkshop

「伸びる」と「ゆるむ」の違い【体験談】

以前お越しになったトレーナーさんが
ロルフィングセッションの感想を書いてくれました。

【男性 トレーナー M・Y様】
1. セッションを受けてみようと思った理由は何でしたか。
以前に聞いたことがあり、
自分の仕事に役立てるために受けようと思った。

2. 施術者(ロルファー)に対する印象を教えて下さい。

丁寧、説明が分かりやすく、
体の変化を感じさせてくれる。
3. 実際にセッションを受けてみていかがでしたか。
身体への変化やロルフィングへの印象など、
感想をご自由にお書き下さい。

「伸びる」と「ゆるむ」の違いを感じた。
余計な力を使わずラクに動ける感覚と、
そのために自分が普段気をつけることを学べた。

日常的にトレーニングを指導している仕事柄、
からだに関してはとても敏感で
さまざまなことを感じてくれました。
特に、「伸びる」と「ゆるむ」ということの
違いをからだの経験を通して感じて頂いたことは
とても大事だと思います。
リラックスしようと思っても緊張状態や周りの環境によって
難しいことはよくありますが、ロルフィングのセッションの中で
起きてくる「ゆるむ」は自然と、そして無意識的になるように
調整しながら進めていくので、
無理なくからだがゆるんでくるケースが多いです。
いわゆるストレッチでは筋肉は伸びますが、
他力的に伸ばされている要素が関わってきます。
もちろん、筋肉自体は自発的に伸びることはありませんが
筋肉や筋膜自体の張りやテンションが取れてきて、
他の部位とのバランスが取れてくれば
自然と伸びてくる部位が出てきます。
そうすると、今まで使われてなかった部分が働き始めたり、
使われすぎていた部分が休めるようになったりと、
からだの中での変化がいろいろと起きてきます。
そのプロセスを楽しんで頂けたようで良かったです。
その伸びたりゆるんだりといった内容も
交えたお話を今度しますので、
ご興味ある方はぜひ遊びに来てみてくださいね