日本に帰ります

只今、サンフランシスコの空港で日本行きの便を待っています。
見知らぬ土地でアメリカ最後の時間を過ごすのは何だか複雑な心境です。
早いもので大学を卒業してから2年半、
気づいたら25歳になっていましたが、
ロルファーになる、という一つの区切りを
ようやく迎えることができて今日、
日本に帰国することになりました。
この2年半は本当にいろいろあり、先が見えない中で
悩むことも沢山ありましたが、前に進むエネルギーだけは
失わないように日々取り組んできたつもりです。
大学を卒業する一年前、周りの同級生が就職活動を始める中、
僕はどうしてもそこに向かう活力、エネルギー、
というか就職をする気を持っていませんでした。
生意気にも、何も分かっていなかったにも関わらず、
何とかなるだろ、という根拠のない気持ちだけがある中で、
「◯◯」という何か、これが自分の活力となり、
自分をきっと前に進めてくれるだろう、今後の人生を楽しいものにしてくれる
きっかけになってくれるだろう、そういったものを探していました。
その中でも、結局それは一体何なんだろう?、
という気持ちが同時にあったことは今でも鮮明に覚えています。
その「◯◯」を探すことに気づいて、大学最後の一年は過ごしていたんですが、
その直前、大学3年の12月に日本に帰国したばかりのヒロさんに出会いました。
当時は何が何だか分からないまま話を聞いて、
何だかスゴそうな、アメリカ帰りの彼の話、技術に
興味を惹かれるまま、一年近くが過ぎました。
当時からもちろん、「〇〇」を探していたんですが、
当時はロルフィングがそこまで僕に響くことはなく、
そしてそれ以外のいろんなものも今イチどれも決め手に欠ける、
何か違う、という自分の勘に上手く合わない感覚があったので
ただ時間が過ぎて行く感じもありました。
ただ一年後、大学4年の12月、再びヒロさんに出会い、
そしていろんな人と話をしている中で、
ある人と将来について話をしていたら、
「やってみたらいいじゃん。」
と、背中をポンっと押してくれる言葉を投げかけてもらいました。
(そういえば、この話、昔のブログでも書いた気がしますね。)
その瞬間から、その「〇〇やってみたら?」に相当する、
「〇〇」が実は「ロルフィング」なんだ、
一年前は違ったけどこのタイミングでは
これが「〇〇」なのかもしれない、
と話しながら気づかせてもらい、アメリカ・ボルダーに
渡ることを決めました。
ここでの2年間は、本当に言葉には言い表せないくらい、
素敵な経験をさせてもらってきました。
いっぱい楽しんで、新しいことを学んで、日々笑って、
その一方で沢山泣くこともあったり、いろんなことに悩んだり、
人には言いにくいことで苦しんだり、いろんな感情が
自然と出てきていた2年間でした。
「ロルフィング」を勉強しにきて、クラスの中で
学んだことは沢山ありますが、それと同じくらいに
日々の暮らしの中で、多くのことを感じてきた
毎日を過ごすことができたと思っています。
ただ単純に技術を学びにきた、資格を取りにきた留学ではなく、
外国で暮らす、見知らぬ土地で生活する、そして新しい人と出会う、
という、「人」としての成長の場がボルダーにあった気がしているんです。
こう思えるようになったのは、「ロルフィング」が
単なる技術で終わる世界の話ではないこと、
そして、ロルフィングを包んでくれている環境のボルダーが
「人」としての何たるかを学ぶことができる素晴らしい環境であったこと、
そういったことが関係しているんだなと思います。
そして思い出したらキリがないくらい、
素敵な人々とも出会うことができました。
2年間、ボルダーで住居を提供してくれたロルファーのJim Asher、
最終日に家を出るときに挨拶している時に、
「いよいよ最後だね、2年間ってあっという間だなぁ、、、、、、、」
って切り出したら、言葉にならない感情とともに、
自然と涙が出てきていました。
そして、Jimの目からも。
この2週間、いろんな人に会って挨拶して、その一方で
忙しさもあいまってそこまでボルダーを離れる実感がなかったのですが、
Jimと話しているまさにこの瞬間に、
とても感情的になっている自分がいました。
あぁ、本当にお別れなんだな、って。
また今後も会うことはあると思うけど、
ロルフィングを学んでいる過程で出会い、
一緒に過ごしてきた家主と部屋の借り主という関係で
会うことはこれが最後なんだな、と。
空港まで送ってもらう友人の車の中で一人、
静かになって感傷的になっていました。
The アキノリ's blog in America
本当に2年間ありがとうございました、Jim。
そして、最後の最後に素敵なプレゼントが待っていました。
友人に空港に送ってもらい、チケットをもらって後は
セキュリティを越えるだけ、いよいよボルダーともお別れか、
と思っていたら、送ってくれた友人が急にそわそわし始めました。
僕は僕で飛行機までの時間がそこまである訳ではなかったので
ちょいと急ぎ足で歩いていたらますます友人がそわそわ。
何なんだ???気分が悪いのかな???って不思議に思っていたら、
明後日の方向からバタバタッ!という足音とともに
何人かの叫び声が。
その友人の異変の辺りから、そしてその叫び声を聞いて
「??」というクエスチョンマークが僕の頭の中に沢山出てきたんですが、
しばらくしたらその訳がようやく分かりました。
その叫び声は僕の名前を大声で何回も呼んでいて、
昨夜ボルダー最後の夜を一緒に過ごしたうちの
友人達4名が走ってこっちに向かってくるんです。
思わず僕は自分の目を信じられませんでした。
彼らが見送りにくるなんて話は僕は聞いてなかったので、
僕はただただ唖然。びっくり。
いきなり現れるなんて、ホントずるいです。
驚きすぎて、何も感情が出せなかったじゃないですか。
そして、僕はその友人達に両手、身体を押さえられ、
何かを無理矢理かぶせられました。
よく見ると、白の大きなT-シャツ。
さらに、真っ白な生地のいろんなとこに文字があり、
それはそれは、ボルダーの友人達の皆さんが書いてくれた、
僕宛の言葉をまとったメッセージ入りT-シャツだったんです。
これをサプライズで用意してくれるために、
送ってくれた友人はこのことを僕に伝えず、
そして他の友人達は僕に悟られないように
別の車で空港に向かい、最後の最後にサプライズで
プレゼントを渡してくれたんです。
ここまでいろんな人に協力してもらってプレゼントを
用意してくれたことは本当に嬉しかったし、
何よりこうやってまた最後に会いに来てくれたことが
本当に、心から嬉しかった。
こうやって気にしてもらえる、想ってもらえることは
何て幸せなんだろう、って。
本当にホントに素敵なサプライズ、そして彼らに出会えたことが
僕の大きな財産になります。
また必ず、きっと会いたいです。絶対に。
The アキノリ's blog in America
本当、みんなありがとうね。
最終日の昨夜も、ボルダーの友人達はもちろん、
遠いデンバーから来てくれた友人もいて、
いろんな方と最後の最後まで楽しい時間を過ごすことができました。
この2年間、ボルダーで出会うことができた皆様、
本当にありがとうございました。この日々で学んだことを今後、
きっと活かしていきます。
そして、また是非、ボルダー、もしくは日本できっと会おうね!!
2年間ホントにお世話になりました。
そして日本の皆様、ようやく日本に落ち着いて
生活を始めることができそうです。
また落ち着きましたら今後のことをご報告しますので、
これからよろしくお願いします。
2012.9.2
伊藤 彰典

0 返信

返信を残す

ディスカッションに参加しますか?
どうぞご参加ください!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>